■4月17日/明治安田生命J1第9節 柏レイソル 0ー2 京都サンガF.C.(三協F柏)
首位争いを繰り広げている柏レイソルを、京都サンガF.C.が敵地で撃破。勝ち点を15に伸ばし、順位を5位とした。スコアだけでなく内容も完璧で、京都の躍進を感じさせる白星を掴んだ。
新型コロナウイルスの陽性判定を受けた曺貴裁監督を欠いた試合だった。そのため、ベンチでの指揮は杉山弘一コーチが代わって執ることとなった。杉山コーチの指揮はこれが2試合目。13日に行われたルヴァンカップ・札幌戦に続くものだ。
13分に荻原拓也のゴールで先制した京都は、48分にセットプレーからピーター・ウタカのゴールで追加点を奪う。2点リードをした状況でも京都の選手は懸命にピッチを走り、試合の主導権を渡さなかった。
2点リードした状況で迎えた後半のセットプレー。柏に与えたコーナーキックで、京都ベンチから紙が2枚掲げられた。大きさは恐らくA3で、1枚には「荻原」と書かれており、もう1枚には「28」と書かれていた。京都ベンチから京都ゴールまでは遠いため、杉山コーチはこれを伝えようと声を張り上げた。
この時点での状況から推測するに、これは「荻原は28番のマークにつけ」ということだろうか。京都に「28」番の選手はおらず、柏の28番である戸嶋祥郎はゴール前でチャンスをうかがっていた。