■54分に久保が登場

 互いに動きが少ない膠着状態で進む試合に早くもスコアレスドローの雰囲気が漂う中、54分に久保が登場。イ・ガンインとの交代で前線に入ると、明確な2トップではなくムリキへの放り込みから久保とダニ・ロドリゲスが回収役を担う、という形で攻撃を作るようになり、自由に動いてボールに絡んでマジョルカの攻撃を活性化させた。

 この日の久保はいつも以上に積極的で、体を当てる守備でペースを握ると、65分には浮き球を強引にシュート。これは枠を外れたが、相手ゴールに近いエリアで多くプレーできるようになったマジョルカが直後に試合を動かす。

 66分、パブロ・マフェオがペナルティエリア内で縦パスを受けると、後ろから寄せたヘイニウド・マンダーヴァが足を踏んでしまいPKの判定に。久保はキッカーに立候補したが、序列通りにムリキがキッカーを務め、見事に決め切った。

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