【ラ・リーガ分析】サッカー日本代表・久保建英所属のマジョルカがアトレティコ・マドリードに大金星!「54分から途中出場」の久保は攻撃を活性化【監督交代の劇的効果】(1)の画像
久保建英 撮影/渡辺浩樹(Sony α1使用)

【ラ・リーガ マジョルカvsアトレチコ・マドリード 2022年4月9日(日本時間23:15キックオフ)】

 残留に向けてハビエル・アギーレ監督が就任したマジョルカは、新体制初戦となった2日のヘタフェ戦ではリスクを冒さないシンプルで守備的な戦い方を目指す様子を見せた。

 その試合でベンチスタートだった久保建英は2戦目となったこの試合でもベンチスタート。

 ただし、チームには前回との違いもあった。

 前節はベダト・ムリキとフェルナンド・ニーニョのハイタワーコンビが最前線で体を張ったが、今回は5-3-2でムリキとイ・ガンインが2トップを構成。ボールをキープして攻撃のクオリティを保つ役割がピッチ上に存在するようになり、それは久保ではなくイ・ガンインに与えられた。

 2トップの一角として放り込みの対象となってプレーしなければならない状況は無理があったものの、イ・ガンインはドリブルを絡めたボールキープでらしさを見せ、重心が低いチームの中で2トップが可能性を感じさせた。

 ただし、アトレチコの守備を無効化するまでには至らず、前半は枠内シュート0。一方、守備ではチーム全体でアトレチコの攻撃に上手く対処し、ルイス・スアレスとアントワーヌ・グリーズマンを分断することに成功。アトレチコもまた、枠内シュート無しで前半を終えた。

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