ワールドカップでの日本代表の対戦相手と会場が決まった。日本代表にとっては、慣れ親しんだスタジアムとなる。蹴球放浪家・後藤健生が、日本代表とスタジアムの「絆」を回想する。
■日本が慣れ親しんだスタジアム
カタール・ワールドカップの日程が決まりましたね。日本代表は11月23日にドイツとの初戦を迎え、12月1日にスペインと第3戦。ともにワールドカップ優勝経験国(それも、過去3大会以内の優勝経験国)との対戦となります。そして、会場はどちらもハリファ国際スタジアムです。
長くカタールという国のナショナル・スタジアム的な地位にあったスタジアムで、2011年のアジアカップ決勝戦もこのスタジアムで行われ、日本はオーストラリアと対戦。延長後半109分に長友佑都のクロスに合わせた李忠成が見事なボレーシュートを決めて、日本にとって4度目のアジアカップ制覇となりました。
この大会では、日本がこのスタジアムで戦ったのは決勝戦だけでしたが、それ以前にも日本は何度もこのスタジアムで戦った経験を持っています。
ドイツやスペインとの試合を慣れ親しんだスタジアムで戦えるという事実は、日本代表にとってはポジティブな要素と言っていいでしょう。