■4月6日/明治安田生命J1第7節 FC東京 ‐ ヴィッセル神戸(味の素)
味の素スタジアムで3-1の完敗を喫したことで、神戸は9戦未勝利となった。前半11分に山口蛍が先制点を奪ったものの、後半に立て続けに3失点。試合後には、遠く東京まで駆けつけたサポーターから厳しい言葉を浴びる場面もあった。
昨季のJ1を3位でフィニッシュした神戸は、今季、Jリーグで優勝争いに加わる存在との下馬評もあった。しかし、蓋を開けてみれば開幕からJリーグは9試合未勝利。3月15日のACLプレーオフ・メルボルンV戦で挙げた勝利が今季唯一の白星となっている。
3月20日には、その時点で4分3敗とJリーグ7戦未勝利の結果を受けて、三浦淳寛監督との契約を解除。その後はリュイス・プラナグマ監督が指揮を執っているが、その後任も2戦未勝利と状況を打破できていない状況だ。
そんな神戸は、ミゲル・アンヘル・ロティーナ氏の監督就任が内定している。東京V、C大阪、清水エスパルスとJクラブを歴任したスペイン人戦術家は早くも次節・C大阪戦で指揮を執る可能性がある。
神戸はここまでバルサ化を目指してきたが、守備構築に定評のあるロティーナ氏のもとで再起を図ることとなる。実際、神戸は失点数がここまでの9試合で「15」とJ1で最多失点。9試合での得点も「5」とJ1でワースト3位だが、まずは守備の整備からテコ入れするものとみられる。