今季から浦和レッズに加入したダヴィド・モーベルグ。その流れるようなドリブル突破、そしてキャスパー・ユンカーへのラストパスが話題になっている。
■ユンカーと2人でカウンター完結
モーベルグの圧倒的なプレーが飛び出したのは、J1リーグ第6節、北海道コンサドーレ札幌vs浦和レッズの一戦。
44分、相手のミスパスを奪ったユンカーから自陣右サイドでボールを受けると、モーベルグがドリブルを開始する。すると、スピードに乗ってペナルティエリア右手前まで運んだ。
すると、やや減速するとともに、左足でタッチしながら相手の出方を伺うようなドリブルにシフトチェンジ。そこから相手が飛び込んでこないと判断するや否や、シザースを挟んで再び縦に加速する。
そして最後はペナルティエリア右で切り返して内側を向き、相手選手の間に走り込んだユンカーへ丁寧なラストパス。ユンカーのシュートはGK菅野孝憲のファインセーブに防がれてしまったものの、電光石火のようなカウンターを2人で完結させた。
モーベルグの一連のプレーには、「海外の選手って感じのキックとドリブル」や「本当に緩急自在」など、多くのコメントが寄せられている。
この札幌戦でPKを決め、ジュビロ磐田戦でのデビューから2試合連発となったモーベルグ。幸先良いスタートを切った浦和の新たな10番が、早くも圧倒的な存在感を示している。