【J1分析】柏レイソル「好調の秘訣」は「良くなれる雰囲気」!典型的な「ダメ試合」だった鳥栖戦との関係【柏レイソルvsジュビロ磐田】(2)の画像
試合後のマテウス・サヴィオと笑顔のキム・スンギュ 撮影:原壮史
柏レイソルvsジュビロ磐田 20220402

【明治安田J1リーグ 第6節 柏レイソルvsジュビロ磐田 2022年4月2日 15:03キックオフ】

※その1はこちらから

 これで柏は6試合を消化して4勝1分1敗で4位(※1位の川崎と2位のマリノスは8試合消化済み)となった。好調ぶりを見せつけた形となったが、ネルシーニョ監督は、先週末のルヴァン杯鳥栖戦がこの日のベストゲームに繋がったとした。

 鳥栖戦は「典型的なダメな試合の例」だったのだ。それがあったからこそ「よりエネルギッシュにセカンドボールを回収する。自分たちでボールを動かしながらテンポを作る。そこを選手たちが理解し、信じてやってくれた結果が今日の勝利」という状況に進むことができた。

 カップ戦とリーグ戦の関係性について、ネルシーニョ監督は3月2日のルヴァン杯札幌戦後、こんなことを言っている。

プレスで圧倒し主導権を握った柏 柏レイソルvsジュビロ磐田(20220402)撮影/原壮史

「ルヴァン杯は、もちろん決勝トーナメントで戦う目標を掲げていますが、それと同じくらい大事なのは、しっかりと実戦を積むことで、今季を戦い抜けるような土台をチームとして作っていくことです」

 経験からの改善、という流れが上手くできているのは、そういう視点や考えが選手と共有されているからだろう。デザインされた動きによって結果が出るようになっているのも同様だ。

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