川崎フロンターレ、等々力で「衝撃の惨敗」(1)「ミスを重ねた日本代表DF」と「怖くなかった最後の崩し」の画像
失点直前のDF谷口彰悟の持ち上がり場面。前方に広大なスペースがある中でのミスとなった 撮影:中地拓也
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■4月2日/明治安田生命J1第6節  川崎フロンターレ ー C大阪(等々力)

 川崎フロンターレが等々力で衝撃の敗戦を喫した。

 セレッソ大阪を迎えたこの一戦は、等々力での無敗記録がかかった試合だった。ホームゲームでは25戦無敗と連続無敗記録を最多タイとしており、この試合で引き分け以上であれば、Jリーグ新記録を更新するはずだった。サポーターはその偉業に立ち会おうと、失点を重ねるたびに大きな拍手でリズムを取り戻そうとしたが、それもかなわなかった。

 最初の失点は前半13分。そのきっかけは、日本代表から帰ってきたばかりのキャプテン・谷口彰悟のミスだった。GKチョン・ソンリョンからフリーでパスを受けると、前に持ち上がる。相手を引き付けてサイドに出すといういつものプレーをしようとしたが、相手選手のプレスを受けてロスト。そのままシュートまで持ち込まれ、最後は乾貴士に押し込まれた。なんでもない場面での早すぎる失点だった。

 28分にも乾に得点を献上すると、35分、再び谷口のところから失点してしまった。山田寛人への縦パスに、谷口が反応。頭で前にはねかえそうとしたが相手にうまくかわされると、山田はそのまま独走。チョン・ソンリョンとの1対1を冷静に決められ、前半だけで3失点を喫してしまったのだ。山田のうまさは確かにあったが、最後尾で構えるセンターバックとしては厳しい評価をせざるを得ないプレーだった。

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