3月30日、埼玉スタジアム2002で行われたワールドカップ・アジア最終予選の日本代表対ベトナム代表。テレビ朝日にて放送されたこの試合では、元日本代表の内田篤人氏と松木安太郎氏が解説を務めている。
カジュアルながらも鋭い論説で知られる内田氏は、1-1での引き分けに終わったこの試合での日本に対して、期待ゆえの厳しい言葉を投げかけた。
■「彼がいるだけで脅威」と語った選手とは?
7分、三笘薫がドリブルで突破を図ったが、惜しくも相手に止められてしまったシーン。オーストラリア戦でヒーローになったWGの存在の大きさを、内田氏は称賛した。
「ガンガン仕掛けてますし、それによって向こうのDFラインが下がってくれると他の選手にもスペースができるので。彼がいるだけでもやっぱり脅威ですから。スピードがある選手は貴重だなと思いますね」
しかし、三笘の仕掛け以外からはビッグチャンスをなかなか作れないでいた日本。この状況に対し内田氏は、5-4-1で守りを固める相手を分析しつつ、焦らずに攻める重要性を説いた。
「(ラインを)5枚、4枚、1枚と並べられると難しいんです。その間で受けるのも難しいです」
「これはもう焦らずに、縦に急がずにちょっと我慢しながらボールを回すというのも大事かなと思います」