■解決策になり得るセルティック

 前田は左サイドから切れ込むプレーもあるし、センターで使うこともできる。3月シリーズでは前田は直前になってコンディション不良で招集を辞退したが、森保監督は前田をどのように使うつもりだったのだろうか?

 当然、大迫不在の中でセンターでの起用も考えていただろうし、左サイドでも起用可能な選手だ。これから、本大会までの間に2つのポジションでの起用を試していくしかないだろう。

 同時に、これからセルティックで前田がどのように使われていくかも注目したい。

 セルティックでは長期離脱中の古橋亨梧もいずれ復活してくるはず。そうなった時に、古橋と前田、そして旗手怜央の3人がどのような組み合わせでプレーするのかが注目だ。

 前に述べたように、現在の日本代表では川崎フロンターレのユニットが有効に機能しているが、もしセルティック所属の選手たちがクラブでともにプレーするようになれば、そのユニットも代表の武器になるだろう。

 森保監督は、4月にはヨーロッパ視察を行うと聞いているが、セルティックを視察した際にはアンジェ・ポステコグルー監督と3人の代表選手の起用法について腹を割って話をしておくべきだろう。

(4)へ続く
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