■笛の音を聞き間違える
さらに、オーストラリアの応援の一つに、笛を使ったものがあった。その笛は、主審が吹く笛の音とかなり似ていた。そのため、選手の中にはそれに反応したかのように見えた瞬間もあった。オーストラリアサポーターとしては通常の応援スタイルだったかもしれないが、日本人の中には“偽笛”と感じた人もいたほどだ。実際、試合終了間際に起きた笛の音を聞いて「(試合が)終わった!」と言った人もいたのだ。
過去の予選では、“中東の笛”に悩まされた試合もあった。中東に限らずとも、定まらない基準に苦しめられたこともあった。しかし、このような形で“笛”が鳴ることは想定外だった。
映像で伝わらないのは仕方ないが、もう一つ、伝わりにくかったのが当日の天候だった――。