3月22日、オーストラリア戦に向けて日本代表が現地で非公開練習(冒頭15分のみメディアに公開)を行った。21日の練習では12人の選手が参加していたが、この日は新たに9人が合流して21人が参加した。
その練習を前に、日本代表は“アウェイの洗礼”にあっていた。練習を前にメディアがピッチに入ると、協会スタッフがバケツやジョーロを持ってピッチに水をまく姿が見られた。ピッチに水をまく行為自体はなんでもないが、通常、手作業で行われることはない。多くの場合、常備されているスプリンクラーを利用する。この練習場は前日も使用しており、その際、メディアに水がかかるほど“元気に”スプリンクラーが作動していたが、この日の練習に際してはそれが故障してしまったという。
そこで急きょ、協会スタッフらが水をまくことになったのだが、手作業では広いピッチに対して限界がある。そこで、森保一監督もバケツを持って水撒きに参加。バケツを両手に持って練習場の施設内に走るなど、まさかの姿を見せた。それも1度では済まず、ピッチと施設内の往復を何度も何度も繰り返したのだ。
そんな様子を見てさらにバケツを手にしたのが反町康治技術委員長だ。ジャージ姿の反町技術委員長もバケツを手に往復。森保監督との“急造2トップ”で選手の練習環境を整えた。