■オーバメヤンが初のクラシコで大活躍
先制点が生まれたのは29分。右サイドを抜け出したデンベレがクロスを供給。ニアサイドに飛び込んできたオーバメヤンがヘディングでゴールネットを揺らした。オーバメヤンはこれがクラシコ初ゴールとなった。
続く38分、デンベレの右CKにロナルド・アラウージョが頭で合わせて追加点。前半を2点リードで折り返したバルサの勢いは止まらず、後半開始早々の47分、オーバメヤンが驚異的なプレーを見せる。レアルのペナルティエリア正面で、後ろから右足でパスを受けたオーバメヤンは、その同じ右足で、自身の左側にいたトーレスへ、ヒールのような形でパス。何が起こったのか理解できないような魔術的な技ありアシストを、フリーとなっていたトーレスが3点目を決め、試合を決定づけた。
そして衝撃だったのが51分。トーレスのスルーパスに抜け出したオーバメヤンがループシュート。これがゴールに吸い込まれた。トーレスのスルーパスに絶妙なタイミングで抜け出したオーバメヤンがゴールを記録。初クラシコでオーバメヤンが2ゴール1アシストの大活躍を果たした。
試合は4−0で終了。バルサはこれで5連勝。1試合消化の少ない3位バルサは2位セビージャとの勝ち点差を3とした。一方、クラシコで大敗を喫した首位レアルは勝ち点66となっている。リーグ戦は残り9試合。チャンピオンズリーグ(CL)でも勝ち進んでいるレアルは、このまま2年ぶりの優勝を果たすことができるだろうか。