AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフが3月15日に各地で行われた。オーストラリアのメルボルン・ビクトリーとホームのノエビアスタジアム神戸で対戦したヴィッセル神戸は、延長戦の末に4−3の勝利。2年ぶりの本戦出場を決めた。
その神戸の対戦相手となったメルボルンの試合後のある振る舞いが、話題になっている。
■壮絶な撃ち合いの末に本戦出場決定
神戸ではアンドレス・イニエスタや大迫勇也、山口蛍やセルジ・サンペールなどがスタメン出場を果たした。先制したのは神戸。前半6分、イニエスタがペナルティエリア内で相手の中途半端なクリアを拾い左足のシュート。これがゴールに決まり、神戸が先制に成功した。
しかし12分、CKからニコラス・ダゴスティノに押し込まれて同点に追いつかれる。前半は1−1で折り返すと、71分にペナルティエリア左からのマイナスのパスにダゴスティノが合わせて逆転。だが、このピンチを日本代表のエースが救う。80分、菊池流帆が左CKをニアで合わせると、ゴール前で大迫がダイレクトで決めた。
エースのゴールで同点に追いついた神戸は87分、山口のクロスに大迫がダイレクトで合わせてついに勝ち越し。終盤のゴールで勝利を手にしたかに思われたが、90分にメルボルンが再び同点とする。試合は90分で決着がつかず延長戦へ。
試合を決めたのは途中出場のリンコンだった。ペナルティエリア左を抜け出した汰木康也が中央へ折り返し。このボールにリンコンがダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。このゴールが決勝ゴールとなり、神戸が壮絶な撃ち合いを制し4−3の勝利。ACL本戦出場を決めた。