Ｊ１リーグ第３節 セレッソ大阪―ＦＣ東京
３月６日（日）｜１４:００ ヨドコウ桜スタジアム
あまりに、むごい。新型コロナウイルスの陽性反応が出た選手は２０人にも上る。活動停止を余儀なくされたＦＣ東京は、過去に例がないほど大きなハンディを負っている。
ようやく活動を再開し、３月２日にはアビスパ福岡とルヴァンカップを戦ったが、急きょユース年代の選手を入れても、ベンチ入りメンバーを満たすことができなかった。
ただし、人生は悲しいことばかりではない。福岡戦で後半から出場した荒井悠汰は、まだ高校２年生。すでに入団内定が発表されたのもすごいことだが、福岡戦では果敢にシュートを放つなど、はつらつとしたプレーを見せた。ルーキー松木玖生だけではなく、早くも期待を高める若手が現れた。
セレッソ大阪にも、驚異の１７歳がいる。ルヴァンカップで先発し、プロ初ゴールを決めた北野颯太だ。急激に高まった注目度の重圧にも負けない、おそるべきタレントだ。
ゲームに悲壮感はいらない。コロナに打ち克つ象徴となる、両チームの奮闘を期待したい。
■セレッソ大阪
９位 勝ち点２ ０勝２分０敗 ３得点３失点 得失点差０
【出場停止】なし
【直近５試合結果】
ル○１－０ 鹿島（Ａ）
Ｌ△１－１ 京都（Ｈ）
ル○３－２ Ｇ大阪（Ａ）
Ｌ△２－２ 横浜ＦＭ（Ａ）
Ｌ●１－２ 清水（Ａ）
【通算対戦成績】
Ｈ １８試合・ ７勝 ７分 ４敗
Ａ １６試合・ ５勝 ３分 ８敗
計 ３４試合・１２勝１０分１２敗
【直近対戦成績】
２０２１年７月２１日 Ｊ１第２１節 △３－３（Ｈ）
２０２１年３月 ６日 Ｊ１第 ２節 ●２－３（Ａ）
２０２０年９月２３日 Ｊ１第１８節 ●０－２（Ａ）
２０２０年８月 ９日 Ｊ１第 ９節 △０－０（Ｈ）
２０１９年８月 ３日 Ｊ１第２１節 ●０－３（Ａ）
【今節のみどころ】
ルヴァンカップをうまく活用している印象だ。開幕戦ではベンチスタートだった鳥海晃司と中原輝だが、ルヴァンカップでの先発を経て、第２節では試合開始からピッチに立った。特に新加入の中原は、期待を抱かせるプレーを見せていた。
そうなると、次に変化がありそうなのは右サイドバックか。リーグ開幕戦から出場している松田陸は、ミッドウィークのルヴァンカップ鹿島アントラーズ戦でも先発。交代で入った毎熊晟矢に、新天地でのデビューの時がやってくるかもしれない。
中原に続く「新鮮」力の台頭に期待だ。
