■2月27日/明治安田生命J1第2節 柏レイソル 3-1 横浜F・マリノス(三協F柏)
] 柏レイソルがホーム開幕戦で3発逆転勝利したこの試合は、アクシデント続きだった。
両チームの選手がピッチに入場する直前、柏はスターティングメンバーを変更。DF大南拓麿に代わってDF川口尚紀が急きょ、先発メンバーに名を連ねるアナウンスがあった。さらに、開始5分で横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペスに先制点を許すと、14分にはMF中村慶太が負傷し、DF戸嶋祥郎と交代。ドタバタ続きの試合展開となった。
その後は、ゲームを支配して3得点を入れてチームは勝利。サポーターは笑顔で帰途についたのだが、試合以外でもアクシデントは起きていた。その“犠牲者”は、柏サポーターだ。
選手入場の前に、フェアプレーフラッグがピッチ中央付近に掲げられた。その大きな旗を持っていたのは、柏のホームユニフォームを着用していた6人のサポーター。Jリーグでは、フェアプレーを誓うために、黄色い大きな旗を試合前に掲げることになっている。多くの場合、サポーターがその旗を持って入場する。選ばれたサポーターにとっては、選手とともにピッチに立つ貴重な場面であり、光栄なことでもある。