J1リーグ第2節 ジュビロ磐田―清水エスパルス
2月26日(土)|13:30 エコパスタジアム
3シーズンぶりの静岡ダービーだ。ジュビロ磐田と清水エスパルス、双方とも一層の気合いが入る一戦だ。
静岡ダービーには、ある傾向がある。勝ち越している磐田から見て、32勝6分25敗と、かなり引き分けが少ないのだ。引き分けがなかった時代から続く伝統の一戦だからという理由もあるかもしれないが、かなり「白黒つきやすい」カードであると言っていい。
前回顔を合わせた2019年には、リーグカップと天皇杯を合わせて5度も対戦した。天皇杯でのPK戦での勝利も含めると、清水が4勝1敗と大きく勝ち越した。
両チームとも、開幕節は引き分けた。清水はルヴァンカップでも引き分けている。つまり、どちらにとっても勝てば今季初勝利。ダービーがさらに過熱する要素は、十分にそろっている。
■ジュビロ磐田
8位 勝ち点1 0勝1分0敗 1得点1失点 得失点差0
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L△1-1 福岡(A)
L○2-1 秋田(H)
L△0-0 群馬(A)
L△2-2 長崎(H)
L○3-1 水戸(A)
【通算対戦成績】
H 30試合・19勝2分 9敗
A 33試合・13勝4分16敗
計 63試合・32勝6分25敗
【直近対戦成績】
2019年11月 2日 J1第30節 ○2-1(A)
2019年 9月18日 天杯第4節 ●1-1 PK3-4(H)
2019年 5月22日 ル杯第6節 ●0-2(H)
2019年 4月14日 J1第7節 ●1-2(H)
2019年 3月13日 ル杯第2節 ●0-1(A)
【今節のみどころ】
開幕節では、昨季1ケタ順位のアビスパ福岡のホームから、勝点1を持ち帰ってきた。逃げ切りを図った相手から同点ゴールを奪った戦いぶりは、評価されてもいいだろう。
主力級の活躍を期待されていた杉本健勇だけではなく、新加入の若い黒川淳史が開幕節で先発したことは、チーム内の競争の激化を示す。特に競争が激しいシャドーのポジションが活性化することで、さらなるチーム力のアップが期待できる。
ボランチを主戦場としてきた上原力也も、シャドーとしてプレー可能。福岡戦ではメンバーに入っていなかったが、金子翔太にも出場の可能性は十分。もしもピッチに立つことがあれば、古巣相手のダービーとなり、試合をさらに熱くさせることだろう。