J1リーグ第1節 名古屋グランパス―ヴィッセル神戸
2月19日(土)|15:00 豊田スタジアム
戦力が充実した「重量級」が、真っ向勝負する。実力ある2チームが激突しての、頂点をうかがう前哨戦だ。
名古屋グランパスは昨季、ルヴァンカップで初優勝。ACLでも日本勢最高のベスト8へ進出した。神戸は昨季、大迫勇也と武藤嘉紀を迎えながら、3位でフィニッシュ。ともに優勝レースに名乗りを上げるだけの存在である。
名古屋はさらに、レオ・シルバ、仙頭啓矢といった実力者を複数補強。チームがひとまわり大きくなった印象だ。
神戸はこれまでのような派手な補強はなかったが、扇原貴宏や槙野智章を獲得するなど、重厚感を着実に増している。
この2チームの対戦に、奇をてらった策はいらない。相手の良さを消すのではなく、自分たちの強みを前面に打ち出す激突こそが、最も勝利を近くに引き寄せる戦略だ。
■名古屋グランパス
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L●1-3 川崎(A)
L○2-0 清水(A)
L○1-0 札幌(H)
L○1-1 広島(A)
L●0-1 FC東京(H)
【通算対戦成績】
H 28試合・15勝5分 8敗
A 27試合・13勝3分11敗
計 55試合・28勝8分19敗
【直近対戦成績】
2021年10月24日 J1第33節 △2-2(H)
2021年 8月18日 天杯第16節 ○1-0(H)
2021年 3月13日 J1第 4節 ○1-0(A)
2020年 9月30日 J1第29節 ●0-1(A)
2020年 9月19日 J1第17節 ○2-1(H)
【今節のみどころ】
複数の新戦力を見ることができそうだ。
年末に柿谷曜一朗が手術をしており、最前線では酒井宣福が出場か。特徴のポストプレーで周囲をうまく活かしつつ、高いヘディングなどで驚異にもなれるだろう。
なかでも期待したのは仙頭啓矢か。周囲を活かし、活かされる選手で、チームの攻撃を加速させる。さらに守備にも汗をかける選手で、大いに働いてくれることだろう。
長谷川健太監督が求める攻守にノンストップのサッカーで、ホームで上昇へののろしを上げたい。