【チャンピオンズリーグ分析】南野拓実もベンチ要員…後半から登場のフィルミーノ、サラーが連続ゴール!リバプールの「厚すぎる選手層」【リバプール対インテルで見えた「大きな差」】(2)の画像
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UEFAチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント1回戦1stレグ インテルvsリバプール 2022年2月16日(日本時間29:00キックオフ)】

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 ハーフタイムにディオゴ・ジョタとロベルト・フィルミーノを入れ替えたリバプールは、59分に3人を同時に交代。ファビーニョジョーダン・ヘンダーソン、エリオットをナビ・ケイタ、マネをルイス・ディアスにそれぞれリフレッシュし、インテンシティを保った。日本代表の南野拓実もベンチ入りはしたものの、出番は回ってこなかった。

 一方のインテルは、ビダル、ブロゾヴィッチ、チャルハノール、ペリシッチ、ダンフリースのミッドフィルダー5人を交代させることができず、70分にラウタロ・マルティネスとアレクシス・サンチェスを入れ替えるだけにとどまった。

 すると終盤、選手層の違いがとうとうスコアに表れることになった。

 凌ぐ場面が増えたインテルは、75分にコーナーキックからフィルミーノに決められると、83分にはフリーキックの流れからモハメド・サラーに決められて万事休す。いずれもセットプレーからであり、90分を通じて枠内シュートはこの2本だけだったが、リバプールが第1戦を制した。

 87分にビダルとダンフリース、そしてセンターバックのステファン・デ・フライをベンチに戻したインザーギ監督だが、これは最後の反撃に転じる交代ではなく、限界を迎えた選手たちを下げるだけのものだった。ビダルと換わったロベルト・ガリアルディーニはいきなり激しい当たりで潰されてしまい、ここまで交代を粘ったのも納得できた。

 アディショナルタイムに行った最後の交代ではアレッサンドロ・バストーニに代わってディフェンダーながら高精度のパスで試合を動かすことができるフェデリコ・ディマルコが投入されたものの、良さを出すにはプレー時間が短すぎた。この交代もまた、大幅な変化を求めたものではなかった。

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