2月18日に、Jリーグが開幕する。J1では今年も優勝、あるいは残留など、全18チームがそれぞれの目標に向かって熱い試合を繰り広げる。優勝チームが気になるのはもちろんだが、戦いぶりや個々の選手や監督と、見どころは多い。楽しみな今季のJ1について、ベテランジャーナリストの大住良之と後藤健生が激論を交わした。
■川崎が3連覇を達成?
――開幕が近づいてきましたが、初戦で気になるカードはありますか。
大住「京都サンガF.C.は見てみたいよね」
後藤「まず金曜日に川崎フロンターレとFC東京の試合を見にいくけど、翌日はどうしようかな」
――後藤さんは昨シーズンが終わった段階で、川崎の優勝を予想されていました。3連覇は可能でしょうか。
後藤「いけますよ。去年2位だった横浜F・マリノスあたりがもっと力をつけていたらどうなるか分からないけど、追走集団が強くなっていない。一方の川崎は、ケガ人だらけになった去年の終盤よりは、確実に改善されるでしょ。あの頃は谷口彰悟やら車屋紳太郎だったりケガ人だらけになって、DFがいなくなっても勝っていたわけだけど、ケガ人が戻って、その頃よりも強いわけだよ。
川崎のチーム力の絶対値としては、去年の前半のような強さはないけれど、相対的な他との差はむしろ開いているような気がするんだ。マリノスが去年の力を維持していたら、どうなるか分からないけど」