鹿島に復帰の鈴木優磨「数字だけでなく、勝たせるプレーを率先してやりたい」の気概がもたらすもの【Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島アントラーズvs水戸ホーリーホック】(1)の画像
交代直前、ボールパーソンに催促する鈴木優磨 撮影:原壮史
鹿島アントラーズ対水戸ホーリーホック 20220213

Jリーグ プレシーズンマッチ いばらきサッカーフェスティバル 鹿島アントラーズvs水戸ホーリーホック 2022年2月13日 14:00キックオフ】

 プレシーズンマッチというのは、結果は二の次。それは広く認識されていることだ。

 上手くいかなかない部分を見つけ、それを修正して開幕を迎えるためにある。悪いところが見えた方が良い、とさえ言える。

 しかし、そういうわけにはいかなかった男がいる。ベルギーから鹿島に帰ってきた鈴木優磨だ。

 ピッチにいる最後の最後まで、鈴木の気持ちはプレー・行動に表れていた。

 75分、ボールがタッチラインを割ると、鈴木はボールパーソンに対して即座にボールを渡すよう催促した。そしてすぐにスローインで再開しようとしたが、主審が選手交代を認める方が早かった。

鹿島に復帰した鈴木優磨 鹿島アントラーズvs水戸ホーリーホック(20220213)撮影/原壮史

 交代によってピッチを去ることになったのは、鈴木とエヴェラウドの2トップだった。

 ベンチが交代の準備をしていること、そしてその対象が自分であることを、鈴木はわかっていたはずだ。

PHOTO GALLERY 鹿島アントラーズ対水戸ホーリーホック 20220213
  1. 1
  2. 2
  3. 3