【Jリーグ プレシーズンマッチ いばらきサッカーフェスティバル 鹿島アントラーズvs水戸ホーリーホック 2022年2月13日 14:00キックオフ】
プレシーズンマッチというのは、結果は二の次。それは広く認識されていることだ。
上手くいかなかない部分を見つけ、それを修正して開幕を迎えるためにある。悪いところが見えた方が良い、とさえ言える。
しかし、そういうわけにはいかなかった男がいる。ベルギーから鹿島に帰ってきた鈴木優磨だ。
ピッチにいる最後の最後まで、鈴木の気持ちはプレー・行動に表れていた。
75分、ボールがタッチラインを割ると、鈴木はボールパーソンに対して即座にボールを渡すよう催促した。そしてすぐにスローインで再開しようとしたが、主審が選手交代を認める方が早かった。
交代によってピッチを去ることになったのは、鈴木とエヴェラウドの2トップだった。
ベンチが交代の準備をしていること、そしてその対象が自分であることを、鈴木はわかっていたはずだ。