■ポジティブな要素もある
そこについてのポジティブな要素もある。
この試合の中だけでも、後半になると秋山陽介がクロスを上げて柏ゴール前で櫻川らが怖さを発揮できるようになった。これはユン監督が「後半はその意識を持って入るように話をした」だけで大きく変わったもので、試合の進め方のバランスについては時間が解決してくれそうだ。それもまた、しっかりした柱が存在するからだ。
風間が「ソロモンというターゲットがいることであれだけ収まる」とコメントしているように、収める選手、という役割から始まった櫻川ソロモンの2022シーズン。
収める選手として役割を果たし、その後順調にボールが進み、決めてくれる選手として櫻川が再び使われる状況が増えていけば、J2で13年目を迎えるジェフの戦いはハッピーエンドに近づいていく。今年の千葉を牽引するのは、パリ五輪世代の期待の大器だ。
■試合結果
ジェフユナイテッド市原・千葉 0―1 柏レイソル
■得点
10分 ドウグラス(柏)