■「覚悟を持って来た」四方田監督

【補強充実度】 A  亀川、和田、長谷川、山下、小川の5人は、間違いなく即戦力。本文で触れなかったJ1クラブからの新加入選手も(J2からの移籍は亀川、山下のふたり)、潜在能力を秘めた選手が並ぶ。既存のメンバーの顔触れを見ても、J1昇格争いに絡める陣容が整っている。

【J1昇格可能性】 A  四方田監督は、16年に北海道コンサドーレ札幌をJ2優勝でJ1昇格へ導いた。翌17年はJ1残留へ導き、18年からはミハイロ・ペトロヴィッチ監督をヘッドコーチとして支えた。今回の就任に伴って23年いた札幌を離れ、「覚悟を持って来た」。目標は「1年でのJ1復帰。それしかない気持ちでやっていく」と語る。具体的な数字としては、19年の昇格時に残した66得点、40失点がひとつの目安になる。当時はイバが18得点をあげたが、今回も明確な得点源を持てるかどうか。クレーベ、サウロ・ミネイロ、伊藤翔、小川、渡邉千真、フェリペ・ヴィゼウと候補者は多く、彼らの生かしかたも大切になりそうだ。

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