■完全移籍の小川航基は捲土重来を期す

 MFでは川崎フロンターレ長谷川竜也を獲得した。法政大学からは田部井涼が入団している。いずれも、中盤の一角に食い込むことが期待されるタレントだ。

 前線には山下諒也小川航基が加わった。

 20年に東京ヴェルディ入りした山下は、小柄ながら馬力のあるウインガーだ。20年は8得点、21年は7得点をあげており、決定力も見込める。

 小川にとっては捲土重来のシーズンとなる。昨年は東京五輪出場を逃し、リーグ戦ではわずか1得点に終わった。J1昇格を果たしたジュビロ磐田で、存在感を発揮できなかった。「地元を盛り上げたい」と話しているが、横浜FCへの完全移籍はリスタートへの決意の表れと受け止めていいだろう。

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