■外切りプレッシングの「弱点」をカバーできるか
繰り返しになるが、この形のプレッシングを実行する際には、相手SBに大きなスペースが生まれる。したがって、そこにボールが渡ったときには簡単に前進を許してしまいやすい。そのため、WGと後方の選手はしっかり連動しなければならない。
この弱点が顕著に表れたのが前回のオーストラリア戦。南野と古橋の連携ミス、そして後方が上手く連動できなかったことにより、相手右SBがフリーでボールを受けたときに長友のスライドが少し遅れてしまい、そこからサイドを崩されてしまった。結果的にはその流れからFKで失点を喫している。
3月にはアウェイでのオーストラリア戦を控える日本代表。4-3-3へのシステム変更で得た「超攻撃的外切りプレッシング」を活かし、その弱点をカバーしつつW杯への切符をつかめるか。