【スコティッシュ・プレミア分析】セルティック・旗手怜央は「生ける伝説」になる?「オールドファーム」で見せた1ゴール1アシストの大活躍【セルティックVSレンジャーズ「旗手怜央の抜群の存在感」】(1)の画像
ポステコグルー監督と抱き合う旗手怜央 写真:ロイター/アフロ

【スコティッシュ・プレミアリーグ セルティックvsレンジャーズ 2022年2月2日(日本時間28:45キックオフ)】

 デビュー戦でMOMに輝き、2戦目では弾丸ミドルを突き刺して初ゴール。

 旗手怜央は、プレーそのもので即座にセルティックサポーターの心を掴んでみせた。

 この日の対戦相手はリーグ首位のレンジャーズ。グラスゴーを本拠地とする両チームによるダービー「オールドファーム」は、単なる1試合ではない。UEFAチャンピオンズリーグの舞台で戦っていない今は特に、この試合でチームに勝利をもたらすことでセルティックを勝たせる選手として認められる。単なるアイドル以上の存在になり、生ける伝説としてその名を残すことになる。

 旗手は4-3-3の中盤としてスタメン出場。

 レンジャーズのキックオフで始まると、旗手は勢いのあるプレスでいきなりボールを奪ってみせ、ビッグマッチにいつも通りスムーズに入ることに成功する。

 すると5分、セルティックのコーナーキックが跳ね返されると、ボールはペナルティエリアの外にいた旗手のもとへ。トラップから冷静にコースを見極めて右足を振り抜くと、アウトサイドにかかったボールはワンバウンドしてキーパーから逃げ、ゴール右隅へと吸い込まれた。

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