2月1日に行われるW杯最終予選のサウジアラビア戦に向けて、日本代表が千葉県内で練習を行った。冒頭15分間だけメディアに公開されたものの、その後は非公開で行われた。大一番まで2日に迫った日本代表は、どのような状況なのか――。
30日の練習が始まる前、最も注目を浴びたのはDF中山雄太だ。中国戦で長友佑都に代わって途中出場すると、見事なクロスを上げて伊東純也のゴールをアシスト。1-0のスコアを動かす、貴重な追加点をもたらし、左サイドバックでの先発待望論まで飛び出ていた。しかし、28日に行われたミニゲームで堂安律と接触して負傷し、29日の練習を回避していた。
その中山は、オレンジのスパイクを手に持って守田英正、原口元気とともに談笑しながら練習場入り。オレンジのスパイクをはいてピッチに現れると、足を気にする素振りもなくボールを蹴っていた。
全員でランニングをすると、ストレッチメニューなどをこなしてグループに分かれて鳥かごを実施。ここで練習は非公開となった。
中国戦後、メディアを前に23人全員で練習を行ったのはこれが初めてだ。28日の練習では、南野拓実が中国戦での負傷から大事をとって回避。翌29日に南野が復帰したものの、先述したように今度は中山が回避していたからだ。