■前大宮監督の岩瀬氏がヘッドコーチに
【補強充実度】 B 既存の戦力が整っていただけに、そもそも補強の規模はコンパクトでいい。そのなかで、J1での実績を持つエドゥアルド・ネット、下平監督のサッカーを知る中川を獲得したことは評価できる。エンリケ・トレヴィザンに代わる外国人CBは欲しいところだが、「B」の評価でも十分の戦力が揃っている。
【J1昇格可能性】A 保有戦力から判断すれば「A」だ。下平監督は19年に横浜FCをJ1へ導いた実績を持つ。新任の岩瀬健ヘッドコーチは17年に下平監督が率いる柏でヘッドコーチを、20年には片野坂前監督のもとでヘッドコーチを務めた。昨年は大宮の監督を務めている(5月で解任)。下平監督と前監督のサッカーを、さらにはJ2の戦いを知る人材だ。あとは、保有戦力が計算どおりの数字を残せるか。昨年のJ1では町田也真人の8得点がチーム最多だったが、J1昇格争いに加わるには60点以上が目安となるだけに、2ケタ得点を記録するFWの登場が待たれる。