■松田監督の采配も心強い!

【補強充実度】 A 数人の主力を失ったものの、J1、J2から実績のある選手を迎えた。ベテラン徳重健太が移籍したGKには、J2で183試合出場の笠原昂史(大宮)を獲得。昨年から戦線離脱しているボランチの秋野央樹が右足を手術し、開幕に間に合わないが、その影響も小さなものに止められそうだ。

【J1昇格可能性】 A 昨シーズン5月に指揮権を託された松田監督は、30試合で19勝7分4敗の好成績を残し、就任当時は下位に沈んでいたチームを4位まで押し上げた。30試合で56得点24失点と、攻守のバランスも申し分ない。保有戦力が額面どおりに機能していけば、17年シーズン以来2度目のJ1昇格が見えてくるだろう。そのなかでキーマンとなるのは、背番号を6から10へ変えたカイオ・セザール。20年、21年と2シーズン連続で40試合に出場しているこの大型ボランチは、攻守両面でチームに欠かせない。

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