■チェルシーからバイエルンへ移籍の逸材
ドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンでプレーする18歳の逸材MFジャマル・ムシアラが今回のランキングで4位に入った。ナイジェリア出身の父親とドイツ人の母親を持つムシアラは幼少期に英国へ渡った。年代別では、イングランドとドイツ代表でプレー。そして2021年2月にドイツ代表を選択した。
チェルシーのユースに所属していたムシアラは、16歳の時にバイエルンへ加入。2019/20シーズン第33節フライブルク戦でデビュー。17歳115日は当時のブンデスリーガ最年少出場記録だった。昨季は開幕戦のシャルケ戦で初ゴールを決めて強烈なインパクトを残した。結局、昨季はリーグ戦26試合出場6得点1アシストを記録した。今季開幕当初は、層の厚いバイエルンで途中出場が多かったが、徐々にスタメンの機会も増えている。
ムシアラは攻撃的なポジションであればどこでもプレーできる。しかも、どのポジションでもレベルの高さを見せることができ、非常に起用な選手である。バイエルンではボランチの位置で使われることも多く、視野の広さを見せスルーパスなどで決定機を演出することができる。また、スピードのあるドリブルはピカイチでボールコントロールにも優れている。18歳とは思えないほどハイレベルなプレーを見せる。ドイツ絶対王者で不動の存在となれるかどうか注目だ。