■オリンピック用の特別仕様からの変更点

 僕も、もちろん、年末年始に国立競技場で行われた全試合を観戦した。

 新国立競技場で行われた2回の天皇杯決勝は第99回大会も第100回大会も観戦しているから、今シーズンの年末年始が「国立競技場初体験」というわけではなかった。しかし、2021年の夏に東京オリンピック・パラリンピックが開催されるまでは国立競技場はオリンピック用の特別仕様となっていた。その後改装されてから初の観戦というわけである。

 たとえば、東京オリンピック前の国立競技場の記者席はメインスタンドの1層目に設置された仮設のものだった。そして、東京2020大会が終了した後、国立競技場は改装されて記者席は3層目に移動した。

 1層目では視点が低すぎて試合を俯瞰的に見ることができず、かなり見にくかったのだが、最上層からは十分に俯瞰的に見ることができた(もっとも、ピッチまでの距離が遠すぎて背番号が見にくかったが)。

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