1月1日に冬の移籍市場が開幕し、数多くのビッグプレイヤーの去就に注目が高まっている。なかでも、今シーズンのセリエAでリーグ単独首位となる16得点を記録中のフィオレンティーナのセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチからは目が離せない。以前からユベントスやトッテナムなどが獲得を狙っており、今冬も要注目の21歳の得点方法に迫る。
■フィオレンティーナ在籍3年目にして大ブレイク
昨季のセリエAで21ゴールを挙げて大ブレイクを果たしたヴラホヴィッチ。しかし、2018年夏のフィオレンティーナ移籍以降2年間はなかなか芽が出なかった。
加入初年度は、イタリアクラブのユースチームによって争われるプリマヴェーラⅠを主戦場とし、13試合で11得点を記録。だがセリエAでは10試合でノーゴールに終わった。
続く2年目は、1シーズン目の終盤に就任したヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の下リーグ30試合でプレー。しかし、得点数は6と十分な結果を残すことができず。
それでも加入3年目となる昨季、リーグ序盤は調子が上がらなかったものの徐々にギアを挙げて最終的に21得点。後半戦だけで14ゴールを奪っており、この数字はセリエAでトップを記録した。その勢いは止まることなく、今季はここまで20試合で16得点と、完全に波に乗っている。