■リバプールがリードしたかと思いきや…
勢いを落とさないリバプールは、26分にはチェルシーの守備の特徴であった迫り出した左サイドをトレント・アレクサンダー=アーノルドがパスで突き、受けたモハメド・サラーがしっかりとゴール。
インテンシティの高さで相手のバランスを崩し、弱点を突いて2点リード。リバプールが試合をものにするかと思われた。
しかし、苦戦しても必ず立ち直るのがチェルシーだ。
42分、試合展開に左右されないセットプレーから、クリアボールをマテオ・コバチッチが渾身のビューティフルボレーを決めて1点を返した。まさにワールドクラスと呼ぶにふさわしいゴールだったが、さらにチェルシーは地力を見せる。
前半アディショナルタイムにハイプレスでボールを得ると、リュディガーからカンテと繋がり最後はプリシッチ。リバプールに挑まれた殴り合いの状況でやり返してみせた。