【移籍でこうなる!】監督交代でも名古屋グランパスは「深化」へ!より洗練された補強が進む【2022年J1クラブ最速予想】の画像
稲垣らを軸に名古屋の補強で洗練が続く 撮影/中地拓也
■【画像】最速予想! 2022年の名古屋グランパスのスタメン

 2022年シーズンは、すでに動き出している。1月半ばには訪れる始動日に向けて、Jリーグの各クラブはチーム編成を進めている。
 サッカー批評では、J1クラブの動向をチェック。移籍の噂やクラブからの正式発表をサーチして、2022年の最速スタメン予想を試みた。「あなたのクラブ」は、どんな新しい姿を見せてくれるのか...。

■親和性の高いバトンリレー

 昨年は3シーズン目の指揮となるマッシモ・フィッカデンティ監督の下、ルヴァンカップ初優勝という成果を成し遂げた。メンバーや交代策など勝利の方程式はほぼ固定され、スタイルも確立されていたが、新たな道を歩み出す。フィッカデンティ監督が電撃退任し、長谷川健太監督を迎えるからだ。

 ただし、このバトンリレーは、親和性の高い2人の間で行われる。長谷川監督はFC東京就任時、「ファストブレイク」と名付けたカウンターを武器としていた。名古屋には堅守というベースができあがっている。経験豊富な長谷川監督だけに、無暗に自分のスタイルを導入するのではなく、現在手元にある財産を上手に使っていくことだろう。

 このオフの補強も、道理に則ったものだ。2021年には柿谷曜一朗ら、チームの表情を大きく変え得る選手を獲得していた。このオフの補強は、すでにあるベースを洗練させていく、というイメージだ。2021年の名古屋の中盤の底には、稲垣祥米本拓司に長澤和樹、最終ラインと同等に守備のタスクをこなす木本恭生といった実力者がそろっていた。そのうち木本と米本は新天地を求め、先発が多かった選手は稲垣のみとなった。ただし、そのポジションに日本での実績も十分なレオ・シルバを獲得。攻守とも働けるブラジル人助っ人をサポート役に、日本代表にも選出されるようになった稲垣を軸に据える、という体制確立の宣言だろう。

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