■続々と離れる主力選手
躍進した地方チームの宿命ともいえるが、22年シーズンを前にサガン鳥栖は苦しい状況になる。主力選手が次々と移籍しているのだ。
この原稿執筆時点で、樋口雄太が鹿島に、仙頭啓矢と酒井宣福が名古屋に、大畑歩夢が浦和に、山下敬大がFC東京に、小屋松知哉が柏にそれぞれ移籍が決まっている。そもそも、21年シーズンの途中で林、松岡が抜けており、出場時間で上位16人のうち8人がチームを離れているのだ。監督の交代もすでに発表されており、新たなチーム作りをしなければならない。
得点ベースで見ても、得点ランキング上位5人全員が抜けることになる。山形のコーチからJ1の指揮官へと挑戦する川井健太監督が手腕を発揮できるかがカギとなるだろう。