【イングリッシュ・プレミアリーグ リーズ・ユナイテッドvsアーセナル 2021年12月18日(日本時間26:30キックオフ)】
マンツーマンをベースに激しいプレスを見せるリーズだが、怪我人が続出しておりクオリティを保つことができず、前節はマンチェスター・シティに7失点完封負けというショッキングな試合をしてしまった。
リーズは、この試合でも15歳のアーチ―・グレイをベンチに入れる(※出場せず)ように、チーム状況は改善せず。そんな弱っているチームに対し、アーセナルは受け身になることなく前線からの積極的な守備で圧倒し、前半だけで3得点を奪って試合を決定づけることに成功した。
冨安健洋は右サイドバックとして先発出場したものの、前半は空中戦を2度制しただけで終わった。攻守ともに、何かをしなければならない場面そのものがなかった。いつものクオリティではないリーズはプレスの精度不足だけでなくパスミスも目立ち、アーセナルは前線から中盤にかけてのエリアでボールを奪うことができた。
また、数少ないリーズの攻撃は右サイド(アーセナルの左サイド)に流れるラフィーニャに偏り、地上での対人守備機会はなし。
ビルドアップの場面では前でボールを受けることはなく、後方で避難所として存在し、地上でボールに絡む数少ない機会は、最終ラインでボールを動かして仕切り直す場面だけだった。