■FW陣は若返りへ
現戦力で見れば、GK、DF、MFの顔ぶれはほぼ変わらないだろう。だが、ルカ・モドリッチはもう36歳。契約も2022年6月30日までとなっている。去就は不透明だ。怪我で離脱していたフェデリコ・バルベルデがトップコンディションであれば、来季のスタメンに入る可能性は高い。そこにトニ・クロースをインサイドハーフに置き、アンカーにはカゼミーロだ。
今季の活躍を考えれば、カリム・ベンゼマは来季も主力である可能性は高い。しかし念願だったムバッペとハーランドという次世代のスター候補が加入すれば、出場機会が減る可能性も考えられる。そうなると、左ウィングにムバッペを置き、センターフォワードにはハーランドだろう。今季左ウィングで絶好調であるヴィニシウス・ジュニオールは右ウィングでもプレーできる。
センターフォワードのバックアップがベンゼマ、右ウィングにはロドリゴ・ゴエスもいる。さらにアンカーにはエドゥアルド・カマビンガもいる。そしてEU圏外枠にもよるが、今季のマジョルカでの活躍次第では久保建英にレアル復帰の可能性もある。ハーランドやムバッペなどの新戦力、さらにはレンタル選手の復帰などであらゆるオプションが生まれるだろう。果たして、実際の来季のレアルの顔ぶれはどうなるのだろうかーー。