■求められる若手の台頭
もっとも、町田から4人の若手選手たちが選出されたのは、大きな驚きというわけではなかった。というのは、昨シーズンから町田の若い選手たちの活躍が著しかったからだ。
日本代表の高年齢化ということにはすでに触れたが、Fリーグの各クラブでもベテラン選手が各チームの中心を占めているといった状態がかなり長く続いている。たとえば、同じ町田の7番、金山友紀は1977年生まれの44歳である。
もちろん、ベテランが活躍するのが悪いというわけではない。44歳の金山も、若い選手にまったく見劣りしないような鋭い動きを見せている。経験豊富な選手同士の駆け引きもFリーグの見どころの一つだ。
しかし、日本のフットサル界の将来を考えれば、そうしたベテランを押しのけて若い選手が台頭してこなければ困るのだ。