■全カテゴリーで日本人監督がけん引

 現役引退後は、当時Fリーグに参戦していた「U23選抜」で監督としての経歴をスタート。2014/15シーズンにはシュライカー大阪の監督としてチームをFリーグのプレーオフ決勝に導き、最終的にタイトル獲得こそ逃したものの、決勝ではフットサル界の“絶対王者”名古屋オーシャンズを相手に第2戦の延長戦にまで持ち込むという大接戦に持ち込んだ。

 その後は、U20フットサル日本代表やフットサル日本女子代表監督も歴任。2016年にはミゲル・ロドリゴ監督退任後にフットサル日本代表の暫定監督も経験している。

 つまり、指導者経験も十分に積んでおり、木暮氏は「もし、日本人監督を選ぶとしたらこの人しかいない」という人物なのである。

 ちなみに、木暮氏のフットサル日本代表監督就任によって、日本サッカー協会(JFA)が編成するすべてのカテゴリーの日本代表はすべて日本人監督の下で戦うことになった(ビーチサッカー日本代表の茂怜羅オズ監督=兼選手=はブラジル出身ではあるが)。

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