【浦和レッズ・公開練習リポート】(1)およそ50人のサポーターが見守る中、手をつないで「一つの大きな輪」になる選手たち!最優秀監督賞を受賞したリカルド・ロドリゲス監督の「仰天のトレーニング法」とは!?の画像
浦和の選手全員が手をつないで大きな輪を作る 画像:サッカー批評編集部

 12月7日に浦和レッズの公開トレーニングが行われ、12日に行われる天皇杯の準決勝に向けてさいたま市内で調整を行った。

 浦和は4日に開催されたJ1最終節で、名古屋グランパスとの対戦に臨んだ。前々節の清水戦では、降格争い中だった相手に、試合終了間際の被弾で敗れるという結果だったが、リーグ戦の締めくくりとなる最終節では、堅守を誇る名古屋を相手に対して主導権を握った。

 試合は0-0の引き分けで終了。リーグ戦を6位の順位で終えたが、浦和は残された天皇杯で来季のACL出場権を獲得できる可能性もある。名古屋戦では、オフサイドの判定だったものの、ゴールネットを揺らす場面もあり、天皇杯に向けての立て直しに手応えをつかんだ。さらに、この試合では、FWキャスパー・ユンカーやMF明本考浩、MF柴戸海など、負傷していた主力選手たちがスタメンに復帰したことも明るい材料となった。

 7日の公開トレーニングは、名古屋戦から2日間のオフをはさんで行われた。午前10時から行われたトレーニングは15分間のミーティングから始まった。また、この日は事前に抽選で選ばれたおよそ50人のサポーターが練習場を訪れ、冒頭でリカルド・ロドリゲス監督と選手たちが集まったサポーターに向けて挨拶を行った。

サポーターの前で整列するリカルド・ロドリゲス監督と選手たち

 リカルド監督は、「みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます」と日本語で挨拶をしたあと、「今日は激しいトレーニングはしませんが、天皇杯に向けて今日から頑張っていきます。勝ってまた浦和に戻って来られるようにしますので、応援よろしくお願いします」と、サポーターたちに呼びかけた。

リカルド・ロドリゲス監督は「みなさん、いつもありがとうございます」と日本語で挨拶する場面も

 挨拶のあとは、ランニングやストレッチ、パス練習などのウォーミングアップが30分ほど行われた。すると、リカルド監督は選手たちを集め、手をつながせ、一つの大きな輪を作らせた。その練習とは―。

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