天皇杯・準決勝 浦和レッズ―セレッソ大阪
１２月１２日（日）｜１６:００ 埼玉スタジアム２００２
【準決勝のみどころ】
先週末にＪ１リーグが終了し、今シーズンも残るは天皇杯のみとなった。準決勝は浦和レッズとセレッソ大阪が対戦する。
奇しくも、この組み合わせはルヴァンカップの準決勝とまったく同じ。ルヴァンカップの準決勝でも顔を合わせた両者だが、浦和のホームで行われた第１戦は前半に浦和が先制するも、後半にＣ大阪が執念で追いつき、ドロー発進となった。続く第２戦はＣ大阪のホームで行われ、１－０でＣ大阪が勝利し、決勝に進出。浦和は第２戦では得点が生まれず、悔しい敗退となった。
ルヴァンカップの準決勝はホーム＆アウェー方式だったが、今回は一発勝負。浦和がルヴァンカップのリベンジを果たすか、それともＣ大阪が今季２回目となるカップ戦決勝進出となるか。
また、浦和はＭＦ阿部勇樹が、Ｃ大阪はＦＷ大久保義人が、今シーズン限りでの引退を表明している。さらに、浦和はチームに長年在籍した、ＤＦ槙野智章やＤＦ宇賀神友弥も退団が決まっている。チームを牽引してきたベテランの彼らが、最後の大舞台でピッチに立つ機会があるのかも注目だ。有終の美を飾りたい両者にとって、絶対に負けられない決戦がはじまる。
■浦和レッズ
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】なし
【直近５試合結果】
Ｌ△０－０ 名古屋（Ａ）
Ｌ●０－１ 清水（Ｈ）
Ｌ○２－１ 横浜（Ｈ）
Ｌ●０－１ 鹿島（Ａ）
Ｌ△１－１ 川崎（Ａ）
【通算対戦成績】
Ｈ ２６試合・１０勝 ６分１０敗
Ａ ２７試合・１０勝 ５分１２敗
計 ５３試合・２０勝１１分２２敗
【直近対戦成績】
２０２１年１０月１０日 ル杯準決２nd ●０－１（Ａ）
２０２１年１０月 ６日 ル杯準決１st △１－１（Ｈ）
２０２１年 ９月１８日 Ｊ１第２９節 ○２－０（Ｈ）
２０２１年 ４月１８日 Ｊ１第１０節 ●０－１（Ａ）
２０２０年１０月２４日 Ｊ１第２４節 ○３－１（Ｈ）
【準決勝のみどころ】
リーグ戦の最終節・名古屋戦では、ボールを支配しながらゴール前に迫る場面が多く、攻勢に出た。ゴールネットを揺らすシーンもあったが、オフサイドの判定となり、試合は０－０で終了。それでも、前々節の清水戦で、降格争い中だった相手に試合終了間際に被弾するいう衝撃的な敗戦から立て直し、堅守を誇る名古屋を攻撃面で圧倒した。また、この試合で、ＦＷキャスパー・ユンカーやＭＦ明本考浩など、負傷していた主力選手がスタメンに復帰したことも大きなプラス材料である。リーグ最終節で手応えを十分に掴み、来季のＡＣＬ出場権獲得を目指して、満を持して天皇杯に臨む。
天皇杯の準決勝はホームの埼玉スタジアムで行われる。相手は、ルヴァンカップの準決勝でも対戦したＣ大阪。この時はホーム・アウェーともに失点を喫し、準決勝で敗退となった。カップ戦での借りはここでしっかり返したい。
名古屋戦では復帰した選手は途中交代となったが、この準決勝に照準を合わせてくるだろう。名古屋戦と同様、ゴール宣言をしているユンカーがスタメン起用されるのが濃厚か。そこにＭＦ小泉佳穂、ＭＦ江坂任、ＭＦ関根貴大、ＭＦ汰木康也がどう絡んでくるのかにも注目したい。
