■活躍できていたが、負傷交代となってしまった

 実際にはゴールキーパーに戻してもダイレクトで大きく蹴り出せば大丈夫だったかもしれないが、ダメだと思わせた古橋の勝ちだった。この試合の後半だけでも既に複数回見せていたように、普段からちゃんとしたプレスを見せ続けているからこそ相手にプレスの幻影を見せることができる。

 ここではそのルーズボールがセルティックのチャンスに直結することにはならなかったものの、こうして相手最終ラインを困らせ続けていることがしっかりとサポーターに認知され、評価されている。

 順調だった古橋とセルティックだったが、69分に同点とされるとまたしてもアクシデントが。

 ベティスの攻撃に対してプレスバックした古橋だったが、倒れたタイミングで右太もも裏を気にする。一度は立ち上がったものの座り込み、71分、プレー続行不可能で交代となってしまった。

 プランとは異なる出場の仕方での負傷交代となってしまい、ポステコグルー監督の頭も痛いだろう。セルティックは11月20日から1月2日のレンジャーズとの大一番まで週2試合が続く過密スケジュールとなっており、怪我人が増えている。

 試合は10分間で4点を奪い合う展開となり、セルティックが勝利を手にした。

 3位でELを去るセルティックは、カンファレンスリーグに回ることになる。

 

■試合結果

セルティック 3-2 レアル・ベティス

■得点

3分 スティーブン・ウェルシュ(セルティック)

69分 オウンゴール(ベティスの得点)

72分 ユアン・ヘンダーソン(セルティック)

74分 ボルハ・イグレシアス(ベティス)

78分 デイビッド・ターンブル(セルティック)

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  3. 3