日本代表・久保建英が所属するマジョルカが日本時間の12月5日に、昨季のラ・リーガ覇者のアトティコ・マドリードと対戦。途中出場した久保が後半アディショナルタイムに劇的なゴールを決めて、逆転勝利を収めた。
■復帰弾を決めた久保
久保建英がアトレティコ・マドリーのホーム、ワンダ・メトロポリターノに登場したのは74分のことだった。
その直前の68分、0−0で推移していたゲームは、アトレティコ、マテウス・クーニャの泥臭いゴールで1−0となっていた。
ストレスを爆発させるかのように盛り上がるスタジアムに、さらに世界的ストライカーのルイス・スアレスが交代で投入され、これからアトレティコの猛攻がスタートする、というムードの中、日本代表の久保建英が登場したのだ。
3人交代のカードを切ったマジョルカ、ルイス・ガルシア監督の希望を託された久保がピッチに入ったのは、3人のうち3番目。何度も審判に制され、まだ入れないのか、とアピールする姿からは気合と意気込みが感じられた。
スタメンで出場していたマジョルカの韓国代表の20歳、イ・ガンインと久保との共演となったが、久保は右サイドから中央にポジションを取る。
監督が久保を投入した意図は明確で、とにかく得点を取る、攻撃的に行く、ということ。
そのチームとしての意志を感じさせるように、久保のファーストタッチは右サイドでボールを受けるとドリブルを開始し、最後はシュートまで持っていった。