■今節のシステム変更の可能性は?リカルド監督「どの選手がいるのかを考えて作っている」
浦和は前節で横浜F・マリノスと対戦したが、この試合は従来の4-2-3-1の布陣ではなく、4-3-3のシステムを採用した。相手に押し込まれる時間が続いたものの、強度の高い守備と連動したカウンターで2-1で勝利。少し前まで優勝争いに組み込んでいた横浜FMを相手に、充実した試合内容を見せた。
今節もシステムを変えて臨む可能性もあるが、
「マリノス戦はあのシステムで良い守備ができたが、攻撃はもう少し支配したかった。私はシステムを優先して決めるわけではありません。どの選手がいるのかということを考えながらシステムを作っていきます。マリノスに対しては、前線にスピードがある選手がいるので、あのような形がうまくいくと思って使い、ゲームプランはうまくいった。システムというより、選手たちがそれぞれの状況で各局面を理解することが重要で、システム自体は試合中に変わることもありますし、シーズンの途中に変わることもある」
と、自身の見解を述べた。
特に前節では今シーズンに積み上げてきたものが十分に発揮されていたが、リカルド監督は、「いろいろな出来事があり、シンプルな1年とは言えませんが、全体的に良いシーズンになっていると思います。リーグと天皇杯がまだ残っているので、さらにいい形に持っていくチャンスがある。今のところは満足のいく流れですが、ACL出場権獲得という目標を達成したいです」と、気を引き締めた。
J1第37節は、27日に浦和のホーム、埼玉スタジアムで行われる。浦和は勝ち点3を手にし、上位勢に食らいつくことができるか。