【Jリーグ分析】浦和レッズ「4-3-3」変更で横浜F・マリノスに快勝!1G1Aのルーキー伊藤「自由に動ける感覚」【浦和レッズが積み上げてきたもの(2)】の画像
J1初ゴールを決めた浦和の伊藤敦樹 撮影/渡辺浩樹 (SONYα9Ⅱ使用)

■11月20日/J1第36節 浦和レッズ横浜F・マリノス(埼スタ)

 20日にJ1第36節が行われ、浦和レッズと横浜F・マリノスの試合は、浦和が2-1で勝利をおさめた。浦和はこの試合で2位フィニッシュがかかった相手を下し、リーグ戦3試合ぶりとなる白星を飾った。

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 この試合、浦和は基盤となっている4-2-3-1のフォーメーションから、4-3-3にシステムを変更して臨んだ。序盤から相手の時間帯が続くものの、浦和は前半18分にMF伊藤敦樹のゴールで先制。相手に押し込まれながらも0-1で折り返し、後半開始早々にはMF田中達也が追加点を奪う。試合終了間際には1点を返されるが、強度の高い守備で相手の猛攻をしのぎ、2-1で勝利した。

 1ゴール1アシストの伊藤は流通経済大学から加入した大卒ルーキー。今シーズンは開幕戦でスタメンに抜擢されると、落ち着いたプレーが評価されて、瞬く間に先発に定着した。しかし、同じボランチのポジションを争うMF平野佑一が今夏に加入すると、ベンチから戦況を見守る機会が増える。昨今の浦和は、同じくボランチで起用されているMF柴戸海など主力選手の負傷が相次いでいるが、伊藤は起用に応え、今節の得点がJ1初ゴールとなった。

 通常はダブルボランチを採用している浦和だが、この試合では4-3-3のフォーメーションで、中盤を逆三角形型にして臨んだ。ボランチを務める伊藤は通常よりも少し高めの位置につき、攻撃にも積極的に絡んだ。

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