■冨安はかなり難しい対応をしなければならなかった。

 また、リバプールが中央でボールを持つ場合には、冨安が1つ上がって3バック状態になり、ヌーノ・タヴァレスがモハメド・サラー、ガブリエウがディオゴ・ジョタ、ベン・ホワイトがサディオ・マネと3トップそれぞれに対応。冨安にはサイドバックのコスタス・ツィミカスまでプレスに行く役割が与えられた。

 しかし、試合が進むにつれてリバプールはそのやり方にしっかり対応。狭いエリアに人数をかける状況が作れるようになると、個の能力でアーセナルを上回り、ビッグチャンスを生み出していく。

 リバプールがコンパクトなスペースに人数をかけてくることで、最終ラインの4人がそれぞれ1人を担当することになっているアーセナルは、1つやられた時の対応がハッキリしなくなってしまうようになった。

 特に、1つ高い位置から最終ラインに戻ってくる形になる冨安はかなり難しい対応をしなければならなかった。

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