■光っていたそれぞれの個性
2点ともセットプレーからで、ストッパーの2人が絡んだゴールだったが、試合全体の流れを見ても2対0は順当な結果と言ってよさそうだ。
強豪チーム同士の対戦だっただけに、双方に日本代表クラスの選手が多数在籍しており、選手個々の能力も高かった。
I神戸のツートップは、東京オリンピックでも活躍した田中美南とかつての代表FWの高瀬愛実。それを迎え撃つ浦和LのCBの2人は若い世代の日本代表の南萌華と高橋はなの2人。
そして、中盤での争いもI神戸の代表コンビである中島依美と杉田妃和に対して、浦和Lは元代表の安藤梢と「代表に選ばれて当然」の声もある柴田華絵という豪華メンバーだ。
浦和Lのトップは、田中と並んで代表のトップとして活躍している菅澤優衣香であり、I神戸の3バック中央はこちらも長く代表でプレーしてきた三宅史織。GKは、浦和Lが池田咲紀子、神戸が山下杏也加と、こちらも代表の守護神2人である。
そして、最年長の安藤の39歳から、浦和Lの島田芽依の19歳、神戸の竹重杏歌理の18歳までと年齢構成も幅広く、それぞれの個性も際立っていた。