名古屋はC大阪にゴールを許すことなく、2-0で勝利。MVPには稲垣が選ばれた。

 名古屋にとっては、苦しい10月の最後の最後につかんだ歓喜だった。痛みとなっていたのは、2つの準々決勝での0-3での敗退だ。

 17日には、ACL準々決勝で浦項スティーラーズに0-3で敗戦。アジア制覇の夢はついえた。「ここ2週間、ACL(での敗退)から絶望に近いような状況で、本当に苦しい時期が続いたが、チームは崩れずに皆、一枚岩となってやれた」と稲垣。

 韓国から帰国後の隔離期間もあり、精神的にも苦しかったはずだ。そうして迎えた27日の天皇杯準々決勝では、今回対戦したC大阪に、やはり0-3で敗戦。中2日でのリベンジに成功し、大会MVPは「多くの(グランパス)ファミリーが最後まで背中を押してくれて、本当に力になった。そういう思いに応えたいという思いが本当に強かった。こういう結果を皆で共有できて、本当にうれしい」と喜んだ。

■ 名古屋グランパス 2-0 セレッソ大阪

■得点者

47分 前田直輝(名古屋)
79分 稲垣祥(名古屋)

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