■上田「どんなにきれいなサッカーをしてもしょうがない」

 上田は現在23歳で、プロ3年目。2019年7月に鹿島に入団したため、2020年がプロとして初めて年間を通して戦ったシーズンとなった。結果は26試合10得点。十分立派な数字だが、今季はここまで昨季からさらに飛躍したシーズンとなっている。

 2019年の大学生時代に選出されて以来、A代表からは遠ざかっている。

「どんなにきれいなサッカーをしてもしょうがない」

 味の素スタジアムでこう語ったように、若きストライカーは今、結果だけを求めている。その先にあるのは、鹿島のタイトルと、そして、日本代表のエースの座だ。2021年シーズンも残り5試合。背番号18が、チームに歓喜をもたらしてみせる。

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