■スイスでプレーするSBとボランチ

 また、今回の11人にはスイスでプレーする2人を選出した。1人目は、現在の日本代表では手薄となっている左サイドバックにローザンヌに所属する鈴木冬一を選出。昨年12月に湘南からローザンヌへ移籍。加入1年目から主力に定着し、今季はここまで公式戦11試合に出場1アシストを記録している。

 左サイドハーフが主戦場の鈴木だが、左ウィングバックや左サイドバックでもプレーできる。中山雄太が左サイドバックとして試合終盤に起用されているが、長友佑都に代わる新たな左サイドバックとして攻撃的な鈴木の起用も見てみたい。各年代別の日本代表にも招集されている21歳のMFのポテンシャルは十分。いつかA代表で見てみたい一人だ。

 ボランチに選出したのが川辺駿。この選手もスイスでプレーしている。今季からプレーするグラスホッパーでは、公式戦10試合に出場2アシストを記録。新天地でも出場機会を増やしている川辺が橋本拳人とボランチを組んでも面白い。この二人が組むことで攻撃に厚みが増し、バリエーションも増える。遠藤航守田英正田中碧を除くとこの二人を起用することになるだろう。今後のボランチ争いもさらに熾烈となりそうだ。

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